2021年6月15日号
月刊アセンティア
持続的成長を目指すマルチフランチャイジー向け
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高齢者の胃袋を掴み取るものが勝利する?
コロナ禍後のマーケットを予測する
コロナ禍後の国内ビジネスを予測しますと、マーケティングターゲットとして最も人口の多い【団塊世代】を抜きには語れません。
団塊世代は、常に日本の様々な産業を牽引してきた事実があります。
1970年代は団塊世代が社会に出て家庭を持ち、ニューファミリーとして自動車産業、住宅産業、そしてサービス業をも牽引しました。
特にサービス業の中の外食産業への影響は大きく、70年代のファミリーレストラン、80年代からの居酒屋もまさにそうで、日本の外食を生業から産業に換えたのは団塊世代の胃袋パワーでした。
しかしその団塊世代(昭和22年~24年生まれ、つまり1947年~49年生まれですので、2021年ですので、72歳~74歳の方々!)も、後期高齢者になろうという年齢です。
昔の経験から、ガッツリ食べたいものの胃腸がついてこないのが現実です。
そして、この世代は「年金受給世代」でもあります。
そんな団塊世代の胃袋をガッツリ握る業態が生まれています。
それが、土鍋と味噌を使ったスペシャル業態です。
既に2018年に長野県小布施町(人口1万人)でスタートし、実績十分です。
フードデリバリーは外食の延長ではない
毎回の商談会の後に、参加いただいた加盟企業の経営者での情報交換会が開催されます。今回は飲食経営携わる企業ばかりであったので、コロナ禍の影響やその対策を自己紹介として話されました。
四国で郊外型居酒屋やラーメン店を経営される社長は、この春からフードデリバリーのTGALデリバリーに加盟されておられ、自らバイクで配達をする中で気付いた「デリバリーの現実」について話をされていました。
コロナ禍だからフードデリバリーが盛り上がっているのではない
「コロナ禍が終わったら、コロナで盛り上がった業種はどうなるんだろう?」という参加者の質問に対して、TGALデリバリー加盟の社長は「実際にバイクで走って自分でお客様に配達している感覚からすると、それは違う」と断言。
今年(2021年)の3月からTGALデリバリーに加盟し、営業スタート。
最初は配達員の募集に苦労したものの、今では順調に推移している。
TGALをすることによって、デリバリーの価値を知り、既存の他の飲食店でもUberに登録して利用するなどの効果も出ている。
「コロナだから盛り上がっているとは思わない」と断言される社長。
実際に社長自らがバイクに乗って配達すると感じるのが、客層のほとんどが一人暮らしだということ。そして、普段外食店に出歩くような人たちではない方々が客層ばかり。
・外に出るのが面倒
・一人でいる方が良い
という雰囲気のお客様から「今まで無かったので助かりました」という声。
これらの客層は潜在的にあった層であり、コロナ禍で外食できなくなって、デリバリーを利用している客層ではない。
今まで飲食店に来ていた客層ではないことを実感している。
TGALデリバリーに参加して、13ブランドを展開しているが、味もしっかりしている。本当においしいものを提供しているという自負がある。
TGALデリバリーについては、コチラもご覧ください。皆様の本業のプラスになりたい【残り1社のみ】
私たちはフランチャイズを広げたいわけではありません。
その昔、私どもがこの世界に入るきっかけ=京都に本社のあった日本エル・シー・エーという会社に入るきっかけは、「中小企業の活性化は、日本の自由主義社会の発展につながる」という理念、使命感を掲げていることからでした。
零細町工場の息子であった私には衝撃的なメッセージでした。「そう、そうなんだ!」と胸躍ったことが昨日のように思い出されます。
私の天命は、中小企業の活性化なんだと心に誓いました。
今回、私どもは新たな試みを開始します。それは、「本業の明日を考える一日合宿」です。
コロナ禍で、濃厚接触を控える傾向かもしれませんが、リアルでお目にかかりながら、朝から夕方まで、お客様の本業について徹底的に議論し、アイデアを出し尽くす一日をご一緒したいというものです。
私と社長の土屋は、上記の日本エル・シー・エー時代から徹底的に企業の経営戦略立案に携わり、これまでに本当に多くの企業の戦略立案に携わりました。数にすると2000社とか3000社だと思います。
その際の様々な情報は整理して保持しておりますので、それらの引き出しを使いながら、
・明日が見えない、方向性を示唆してほしい
・他業界での参考になるような情報はないか?
この業界のこの課題は、あの業界のあの対応策で解決できるのに・・・
自社の中だけでは解決できないこと、他業界の知識があれば解決できたのに・・・
というお悩みに対応します。
コロナ禍はまだまだ2年続くと覚悟して、経営計画を練る必要を痛感します。
そんな経営計画を練る、戦略を練る場面をご一緒したく、ご提案する次第です。
「本業の明日を考える一日合宿」
・参加は貴社3名まで(例:代表者と後継者候補、奥様など)
・費用:無料 但し、昼食(弁当)、夕食は貴社にてご用意ください。 貴社までの往復旅費は弊社負担とします。
・場所:貴社会議室など 議論の出来る環境で
・朝10時から夕方までの議論+夕食
詳細は、コチラをご覧ください>>https://fc.assentia-hd.com/bp-camp
自社の経営陣を強化するために
フランチャイズは経営を学ぶこと
フランチャイズビジネスが日本で広がり始めた昭和の時代。
ダスキンにしてもモスバーガーにしても、それぞれのフランチャイズは各本部の『志』や『理念』、『本部経営者のカリスマ』でグイグイ加盟店を引っ張るケースが多かったように思い出されます。
いや、そのようなリーダーシップの無いフランチャイズは成長せずに淘汰されてしまったというのが正確な表現かもしれません。
それが理由で、「フランチャイズとは、経営を学ぶ場である」とまで言われていました。
それが、いつの間にか、「経営」ではなく「業態」に注目の軸が移ってきてしまったように思えてなりません。
今回出会ったのは、ある意味では古い形のフランチャイズではあるが、世の中の流れが速く、先が見えにくい時代においては、むしろ
「本質」を振り返り、
「本質」に忠実であるべき
だと思うと、まさにフランチャイズの「本質」が詰まったケースであるように思うので、私としては少々反省の意味も含めて、その観点でご紹介したいと思います。
自社の経営陣を強化するために
自社の経営陣、後継経営者や経営幹部を育成するために、適当な勉強の機会はどれだけあるでしょうか?
コロナ禍の今、断言できるのは、コロナ禍でもビジネスの影響の少ない業界のフランチャイズで、しかも経営の勉強になるフランチャイズに経営陣を主人公に加盟することだと思うのです。
そんな観点の記事を2019年に書いておりましたので、コチラをご参考にしてください。
毎年作り直す情報誌の2021年版
毎年、時事のネタを活かしながら更新しております情報誌「Assentia Holdings」の最新号は、コロナ禍の今、コロナ後を見据えた在り方を論じさせていただいております。
今の時代こそ フランチャイズによる多角化
悲観的に準備をして楽観的に行動する
“いつか終わると期待している限り明日はない”
人間は変化を嫌い、過去を肯定する動物ですので、いつか戻るのではないかという風に考えている限りは、いつまでたっても一歩を踏み出せません。
全てが変わってしまうという観点の元に何をするかということ。今回はフランチャイズ・ショーですので、どんなフランチャイズをすればいいのか?ということを考えるのが一番いいのではないかと思います。
【悲観的に準備をして楽観的に行動するという】ことしかないと思うのです。
環境が変わる時、レギュレーション(規制)が変わる時ほどのビジネスチャンスはありません。こんなに大きなビジネスチャンスはありません。否定的な部分ばかり見るのではなくて、コロナ禍を肯定的に見た場合どうなるか。たぶん私たちの一生の中でこれほど大きなチャンスが訪れることはないです。
今回のコロナ禍というのは、全世界であり、全産業に関わっていくわけです。
その中で何ができるのかという見方をした方が、ビジネスの観点で考えると面白いのではないかという風に思っています。>>続きはダウンロードくださいhttps://hubs.ly/H0JcprZ0