2021年8月15日号

    月刊アセンティア

    持続的成長を目指すマルチフランチャイジー向け
    情報を配信しています

     

    8月号の目次

    1. 地方で注目すべき市場(マーケット)はドコか?
    2. 東京と地方では大きく変わる人口構造
    3. 東京中心で発想するFC本部に要注意
    4. どこの地方に存在するのは、高校生までのマーケット
    5. 何故、エニタイム24が全国津々浦々で900店舗も展開出来たのか?
    6. 本業の明日を考える一日合宿について
    7. 加盟店が主役のフランチャイズ商談会のご案内(次回は9月7日)
      1. 新規FC案件も続々
        年金受給者世代にリピーター続出の外食店
        食材原価25%で繁盛店の外食
        eSportsビジネス
        楽しめるフィットネスで退会ゼロ
        元気な高齢者を対象とした健康事業
        ドローンをビジネスにする
        少ない人口でもビジネスになるデリバリーの新業態

     

    最近の話題

    地方で注目すべき市場はドコか?

    先月号(2021715日号)において、「人口構造の変化に注目せよ」という特集を発表させていただきました。>>https://fc.assentia-hd.com/franchise-now-202107

    釈迦に説法でございますが、先の見えない時代において、唯一の予測できる変化が「人口動態」「人口構造」であることは、かの経営学者ピーター・F・ドラッガーも複数の著書の中で論じておりました。

    事実、日本の過去のビジネスの盛衰を見ても、日本最大の人口ボリュームゾーンであった「団塊の世代」を追いかけていることが良く分かります。

    団塊世代の学生時代に映画館やボーリング場が流行り、結婚時代には住宅産業や自動車産業が伸ばし、クルマで家族で出かける場所としてのロードサイドレストランなどが、団塊世代の世代変化によって成長したものです。

    私自身としても、1990年代のサンマルクはまさに団塊世代を狙い、牛角は団塊ジュニア世代を、そして女性フィットネスカーブスでは再び団塊世代を狙って業態開発をして参りました。

     

    コロナ禍で人口構造は変わったか?

    コロナ禍という世界同時多発的な異常事態を迎えている今。新型コロナで人口構造が変わるのか?というと寧ろ逆で、2020年はコロナ禍の影響で、人々がマスクとうがいを徹底したことによってインフルエンザ等の罹患が減り、死亡者数は大きく減少し人口減少スピードが弱まりました。テレワークの普及で大都市中心から地方へと人口移動が起こっておりますが、大勢に影響を及ぼすまでには至っていないのが現状です。つまり、人口構造の変化から近未来を予測するのは、今の段階でも妥当と判断できるものです。

     

    東京と地方では大きく変わる人口構造

    先月号では、

    ・大都市部(首都圏+政令指定都市)では、常に若者(高校卒業世代)の流入が地方からあり、現役世代中心の人口行動は変わらず変化する

    ・地方は、高校生までの人口と、団塊世代並びに、団塊ジュニア世代の山がある

    ことを、グラフを用いてご説明いたしました。(下のグラフは代表的な例として示しています。横にスクロールしてください)

    過去においては、「東京で流行ったものが地方でも数年遅れで流行る」という現象であったものの、人口構造(人口ピラミッドの形)の差異が今後は一層顕著になるので、過去の常識が当てはまらなくなることが想定されます。

    東京に惑わされるな!

    要注意なのは、フランチャイズ本部の企画開発系の方々が東京など大都市圏の需要にばかり目が行っていると、そこで開発されるメニューや企画、業態は大都市部でしか通用しなくなる可能性が、今まで以上に顕著になるということです。

    東京中心で発想するFC本部に要注意ということです。

     

    地方で加盟店展開される場合は、「我が地域は!」という明確な意見を以て、本部陣営と議論をする必要があると思います。


    8月号のトピックス

    前置きはこれくらいとして、地方で重要性を増す「高校生までのマーケット」に注目をしてみたいと思います。

     

    高校生マーケット

    高校生は何を欲し、何におカネを使うのでしょうか?

    ご自分の高校生時代を思い出していただくと、部活、異性、進路の3つが大きなカテゴリでは無いでしょうか?

    部活(もしくは趣味)

    異性

    進路

    人によって優先順位が変わるものの、大きくは変わらないと思います。

     

    ご自分の高校生時代と、今の高校生との差は何でしょうか?

    スマホ、インターネット

    です。当時は雑誌やテレビでのみ情報が入ってきました。編集者の意図によって整理された情報のみを受け取っていたのが、当時の高校生でした。

    今はどうでしょう?SNSによって編集されない情報が、東京から世界から直接に飛び込んでくる時代になりました。それによって、欲するもの(欲望)も、東京も地方も関係なく、一律で欲しいものへとなっている様相です。

     

    今回、ご紹介するのは、リクルート社が調べた「高校生・大学生の美容意識に関する調査」です。

    これを見ると

    何故、エニタイム24が全国津々浦々で900店舗も展開出来たのか?

    が鮮明に分かります。

     

    男子高校生・男子大学生が行きたい施設ナンバー1が「スポーツジム・フィットネス」だったのです。エニタイム24の利用層の8割が若い男性であるのは、若い男性に強い欲求があったからだということなのです。

     

    自分たちの高校生~20代のころの、

    異性の関心を得るための消費活動・投資活動は、クルマ・時計・外食であったのが、
    今の世代では、自己投資へと変わっているようです。

     

    男子の1位は、ほぼ前年代で「スポーツクラブ・フィットネス」であり、23位には年代のばらつきがありますが、「マッサージ」「脱毛」「ヘアカラー」が入ってきます。

     

    一方、女子ではどうでしょうか?高校生では「脱毛」「ヘアカラー」がダントツ12位、大学生でも「脱毛」が1位は変わらないものの、「フェイシャルエステ」「整体」「マッサージ」等が入ってきます。

    高校生大学生卒業したら 美容 男子
    高校生大学生卒業したら 美容 女子
    高校生大学生美意識調査2015


    本業の明日を考える一日合宿【残り1社のみ】無料なんです

    「私たちの本当のお客様は誰なんだろう?」
    FC本部とは成長戦略を議論する合宿などを、それこそ30年前から繰り返しやってまいりました。

    一方、地方の加盟企業の成長戦略立案に対しては、反省することが多いと思っております。
    毎月開催しているZOOMの商談会も、その一つなのですが、地方の加盟企業サイドの成長戦略を一緒に描いていく業務を並行してやって行こうと企画いたしましたのが、今回の「本業の明日を考える一日合宿」です。

     自分たちの会社では解決できない悩みを一緒に解決する場を持とうとしております。

    ・業種業態を増やしてきたが、全部「縦軸」。横の連携を取りたい

    ・社内の議論ではブレイクスルーしない課題がある

    ・フランチャイズも本業も分かっている外部を巻き込んだ議論

    というご要望に対応します。

    コロナ禍はまだまだ2年3年続くと覚悟して、経営計画を練る必要を痛感します。

    そんな経営計画を練る、戦略を練る場面をご一緒したく、ご提案する次第です。

    「本業の明日を考える一日合宿」
    ・参加は貴社3名まで(例:代表者と後継者候補、奥様など)←最大5名までは実施しました
    ・費用:無料 但し、昼食(弁当)、夕食は貴社にてご用意ください。 貴社までの往復旅費は弊社負担とします。
    ・場所:貴社会議室など 議論の出来る環境で
    ・朝10時から夕方までの議論+夕食

    詳細は、コチラをご覧ください>>https://fc.assentia-hd.com/bp-camp


    改めて情報登録のお願い

    アセンティアでは扱う多角化・新規事業情報のジャンルが広がりを見せております。
    外食や食品関係だけでなく、教育や美容や健康に広がり(ここまでは予測可能)。外食×健康、食×美容、教育×美容といった業際の新規案件も発生してきています。さらには、農業関連や葬儀といったビジネスにも広がりを見せております。

    そのような中、画一的な情報発信のスタイルを改め、より個々の皆様の興味関心に刺さる案件を的確にお伝えできる体制を取りたいと思い、このようなアンケートを取っております。

    カルテ2021-1
    今すぐ情報登録

    次回の加盟店が主役のフランチャイズ商談会は9月7日(水)です

    新規FC案件も続々

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    などなど。↓お申し込みは以下のフォームから⤵



    毎年作り直す情報誌の2021年版

    毎年、時事のネタを活かしながら更新しております情報誌「Assentia Holdings」の最新号は、コロナ禍の今、コロナ後を見据えた在り方を論じさせていただいております。

    今の時代こそ フランチャイズによる多角化

    悲観的に準備をして楽観的に行動する

     “いつか終わると期待している限り明日はない”

    人間は変化を嫌い、過去を肯定する動物ですので、いつか戻るのではないかという風に考えている限りは、いつまでたっても一歩を踏み出せません。

    全てが変わってしまうという観点の元に何をするかということ。今回はフランチャイズ・ショーですので、どんなフランチャイズをすればいいのか?ということを考えるのが一番いいのではないかと思います。

    悲観的に準備をして楽観的に行動するということしかないと思うのです。

    環境が変わる時、レギュレーション(規制)が変わる時ほどのビジネスチャンスはありません。こんなに大きなビジネスチャンスはありません。否定的な部分ばかり見るのではなくて、コロナ禍を肯定的に見た場合どうなるか。たぶん私たちの一生の中でこれほど大きなチャンスが訪れることはないです。

    今回のコロナ禍というのは、全世界であり、全産業に関わっていくわけです。

    その中で何ができるのかという見方をした方が、ビジネスの観点で考えると面白いのではないかという風に思っています。>>続きはダウンロードくださいhttps://hubs.ly/H0JcprZ0

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