インバウンド消費が各地で顕著となってきています。
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アセンティア・ホールディングスは、皆様の代わりになって様々な事業を調査研究、そして具体的にご紹介ご提案して参っておりますが、コロナ後の今、注目いただくべきは
観光
健康
環境
の三分野です。今日は観光ビジネスについて、その中でも確実な成長が見込めるインバウンドマーケットのお話しから進めたいと存じます。
7月19日に発表された2024年4~6月期のインバウンド訪日外国人消費動向調査の報告から、
コロナ前2019年比で、68.6%増の消費額だと報告があった。
同じ時期で訪日外国人旅行者数は、▲37.8%であるから、人数は4割近く戻っていないのに、落とした金額は1割ダウンまで戻ってきているということである。
(単位:億円)
しかも、中国人の買い物が減少しているにもかかわらずである
と、軒並みたくさんのお金を落としている状況がわかる。
使途別では、2019年では、中国人の爆買いに代表されるように「買い物代」が消費支出の36.8%を占めて4662億円であったのが、31.1%に減少しているものの、金額は6641億円と増加、
飲食費も2019年の21.1%から21.8%に微増しているが、
宿泊費が3666億円から7051億円と比率も28.9%→33.0%とインバウンド消費の筆頭に躍り出ている。
宿泊とコト(経験、体験)。
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先日(2023年6月)栃木県日光に、今昔荘の物件視察のために訪問した日光で、現地に宿泊されていた観光客にインタビューを行いました。
アメリカ、カリフォルニアからのカップル。2週間の休暇で来日中。
Booking.comで宿探し。
この日に選んでいた宿は、駅から徒歩4キロという場所。その宿の決め手は風呂。二人で一緒に入れる趣のある風呂が気に入った と。
「風呂」がキーポイントになるのだ!
温泉大浴場は、外国人によってはハードルが高すぎるとのこと。
オランダからのご夫婦。4週間の日本の旅。Booking.comで宿探し。
東京でレンタカーを借りて、日光→松本城→飛騨高山→という旅。一カ所に2泊か3泊で移動する。
オランダの家は200平米ほどあるので、日本のビジネスホテルのような15平米などは考えられない。ある程度のゆっくりした空間が欲しい。
「4週間の休暇」は、欧州では当然の働き方。
この紹介動画制作もフランチャイズパッケージに入っています。
想像して見てください。
グループで、家族で、旅先の宿を検討している光景を。
その中にこれらの動画が流れるのです。
飲食 | 今昔荘 | |
人材募集 | なかなか厳しい ただCafeなど人気業態は人が集まる |
外国語を使うインバウンドビジネスは、学生も主婦にも大人気 |
新規予約 |
ネットや立地から予約が入る |
WEB系からの予約で一ヶ月先までの売上がほぼ読める |
投資 | 1000~4000万円 | 1500~3000万円 |
物件確保 | 立地が売上に影響するので、シビア | 視認性は関係なし。地域は重要だが裏でも空中でも可 |
勤務時間 | 夜型が多い | 昼型 10時~15時がピークで 20時ころまで |
マンパワー | 厨房もホールも基本的にマンパワーに依存 |
チェックイン時のみリアル接客し、それ以外は非接触。緊急対応コールも昼夜逆の米国にコールセンターを置いている |
本部の社長は大学院卒業後7年間大手プラント会社でエンジニアとして働いていましたが、その大半を海外で過ごしました。
そこで知ったのが海外の民泊(バケーションレンタル)です。
バケーションレンタルは自分の住んでいる家を、自分の旅行中など留守中に貸すというのが通常で、広い家を一泊10万円で貸すという感じです。それがAir BnBのビジネスの根底です。
しかしそれが日本に入ってきたときに、不動産業界が絡んで、ワンルームマンションの民泊というものが主流に変わってしまったというのです。
今昔荘は、海外で当たり前のバケーションレンタル(広い家を10万円で)を日本で展開するというコンセプトで展開している。
大阪で民泊の対面チェックインサービスをやっていたからこそわかるビジネスの肝
海外から帰国し、父親の会社に入った社長は、父親の会社の新規事業としてインバウンドビジネス狙いの旅行事業部を立ち上げました。
そこで最初に選んだビジネスが、当時民泊規制で始まった【対面式のチェックイン】を代行するビジネスでした。
大阪なんばで、300室の民泊のチェックイン代行をしていると、単価の高い、稼働率の良い民泊がどのようなものなのか?が手に取るようにわかります。
それが今昔荘コンセプトの根底に流れています。魅力ある内装外装と大人数でも泊まれる広さだったわけです。
接客はチェックイン時のみ。それ以外は非接触。2泊~5泊の連泊が主なので、人員は楽。地域に20施設を1名の社員で運営はらくらくできるということです。
気になるのは緊急時対応ですが、24時間の電話とメールの窓口は、USAに置いてあり一時対応はUSAで英語と中国語のわかる日本人が対応し、その後に各施設マネージャーに連絡が来るという仕組みだそうです。
社員以外は学生アルバイトが大活躍します。
そしてその学生の質は驚くほど高い。飲食に応募してくる層とはかけ離れた優秀さです。
多分、インバウンドが成長産業だということから、どうせ働くなら成長産業でと考えていることと、英語が話せ、外国人とコミュニケーションできる仕事を求めている感じを受けます。学生時代に就職のために経験するというインターンシップ(無給の就業経験)と近い感覚で応募しているようです。
今昔荘は出店する場所の土地柄にあったストーリーを一つひとつ作って、そのストーリに合う内装を設え、Web上に掲載する写真を撮影し、Web上で公開する動画も作成し、立ち上げのマーケティングを行うという一気通貫の仕組みです。
デザイナーはデザイナー、運営は運営と分けてしまうと、どうしても個々のエゴが出てしまう。利用されるお客様の利用シーンを思い描いた戦略作りが最も重要です。
築古の物件大歓迎。普通に住居や事務所で賃貸に出そうとすると、大家さんが莫大な改装投資が必要なボロボロの物件大歓迎。
購入でなく、賃貸で十分です。
加盟金や研修費込みで総投資3000万円~3500万円
飲食店よりも軽く、飲食同様に(それ以上に)顧客満足を提供できる施設ビジネスです。
1室単価は8万円~10万円(宿泊1名で1万円が目途)
立地とプロモーションを間違えなければ、平均5泊してくださる宿に。すると月間4組で稼働率8割超の宿に!
常駐ゼロなので人件費負担低く
料理提供なしが基本なので、原価もなく
売上は月間200~300万円と高くはないですが、利益でしっかり残る
月商200万円で、営業利益28%55万円、投資回収3.2年というビジネスモデルです。
次はこちらをご覧ください
https://blog.assentia-hd.com/fc/konjakusou02
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インバウンド2.0情報>> https://blog.assentia-hd.com/inbound2.0